関係性ワークショップ

パートナーと語り合う 『これから学びたいこと』新しい会話のきっかけに

Tags: 関係改善, 会話, コミュニケーション, 学び, 知的好奇心, 二人時間, パートナーシップ

お子様が独立され、パートナーと二人きりで過ごす時間が増えたという方もいらっしゃるかもしれません。これからの人生を共に楽しく歩んでいくために、「もっと会話を弾ませたい」「お互いを深く理解し直したい」と感じていらっしゃるのではないでしょうか。

かつては子育てや仕事を中心に会話が成り立っていたかもしれませんが、ライフステージの変化とともに、話題が減ってしまったと感じることは自然なことです。しかし、これは二人の関係性を再構築し、より豊かなものにするための良い機会でもあります。

今回ご紹介するワークは、お互いの「これから学びたいこと」「知りたいこと」について語り合うものです。新しいことに興味を持つことは、いくつになっても人生を豊かにしてくれます。そして、それをパートナーと共有することで、思わぬ共通の話題が見つかったり、お互いの新しい一面を発見したりすることができます。特別な準備や難しい操作は一切必要ありません。リラックスして、楽しみながら取り組んでみてください。

ワーク:パートナーと『これから学びたいこと』を語り合う

このワークの目的は、お互いの内側にある知的好奇心や、これから挑戦してみたいことについて知り、会話を深めることです。堅苦しく考えず、「こんなこと知れたら面白そうだな」「これに挑戦してみたいな」という軽い気持ちで取り組むことが大切です。

目的

必要なもの

具体的な手順

  1. リラックスした雰囲気を作る: 二人とも落ち着いて話せる時間を選びましょう。お茶を飲みながら、あるいは散歩しながらなど、肩の力が抜けるような場所や状況を選ぶのがおすすめです。
  2. テーマを共有する: 「これから知りたいことや、新しく学びたいことについて、お互いに話してみませんか?」とパートナーに提案してみましょう。「料理の新しいレシピを覚えたい」「歴史上の人物についてもっと知りたい」「健康のために軽い体操を始めてみたい」「旅行先の文化について調べてみたい」など、どんな小さなことでも構いません。
  3. それぞれで考えてみる: しばらく時間を取って、一人で静かに考えてみましょう。紙とペンを使うと、頭の中が整理しやすくなります。思いつくままにいくつか(例えば3つくらい)書き出してみるのも良いでしょう。書き出すのが難しければ、心の中で考えたり、箇条書きのようにメモしたりするだけでも十分です。
  4. 書き出したこと(または考えたこと)をシェアする: 準備ができたら、お互いに話してみましょう。どちらから先に話しても構いません。
  5. お互いの話を聞き合う: 一つずつ丁寧に聞き合います。相手が話している間は、口を挟まず最後まで聞きましょう。「なぜそれに興味を持ったのですか?」「どんなことを知ってみたいですか?」「それを学んで、どんな風に役立てたいですか?」など、優しく質問してみましょう。質問することで、より具体的に相手の気持ちを知ることができます。
  6. 自由に話し合う: 相手の話を聞いて感じたことや、自分の考えなどを自由に話し合います。「それは面白いですね」「私も少し興味がありました」といった共感や、「それならこんな情報があるかもしれませんよ」といった情報交換なども、会話を弾ませるきっかけになります。
  7. 共通点や新しい発見を振り返る: 話し終えた後、「意外な共通点がありましたね」「〇〇さんが、そんなことに興味があるとは知りませんでした」など、気づいたことや発見したことを伝え合ってみましょう。

ワークを行う上でのヒント

まとめ

このワークを通じて、パートナーの意外な一面を知ったり、忘れていた自分の興味を思い出したりすることがあるかもしれません。そして何より、お互いの内面に寄り添い、知的好奇心を分かち合う時間は、きっと二人の心を温かく、関係性をより豊かなものにしてくれるはずです。

「これから学びたいこと」について語り合うことは、新しい共通の話題を見つけるだけでなく、これからの人生を共にどのように過ごしていきたいかを考えるヒントにもなります。小さな一歩から始めて、パートナーとの二人の時間を、さらに心地よく、充実したものにしていきましょう。