パートナーと語り合う 最近心に残った 本や映画、テレビ番組のこと
パートナーとの時間をもっと豊かに 最近心に残ったこと、話してみませんか?
お子様が独立され、パートナーと二人で過ごす時間が増えたという方もいらっしゃるかもしれません。これからの人生を共に歩む上で、もっと会話を弾ませ、心を通わせたいとお考えの方もいるのではないでしょうか。
毎日を共に過ごしていても、「さて、何を話そうか?」と迷ってしまうこともあるかもしれません。天気の話や日々の出来事も大切ですが、もう少しお互いの内面に触れるような、心温まる会話を持つことは、二人の関係をさらに豊かなものにしてくれます。
この記事では、特別な準備やスキルは不要で、どなたでも簡単に行えるワークをご紹介します。最近心に残った本や映画、テレビ番組などを通して、お互いの興味や感じていることを分かち合う時間を持ってみましょう。きっと、新しい発見や共感が生まれ、会話が弾むきっかけになるはずです。
ワーク:パートナーと語り合う「最近心に残った 本や映画、テレビ番組のこと」
このワークの目的は、最近見たり読んだりした「心に残ったこと」を共有することで、お互いの関心や価値観に触れ、自然な形で会話を深めることです。
ワークの目的
- 日常的な話題に加えて、お互いの内面に触れる会話を持つ
- 相手の興味や関心、考え方を知る
- 共感や新たな発見を通じて、心の距離を縮める
- 二人で楽しめる共通の話題や興味を見つけるきっかけにする
必要なもの
- 特になし
- (任意)話したいことを簡単にメモする紙やノート、ペン
具体的な手順
さあ、パートナーと一緒に以下のステップでワークを行ってみましょう。リラックスできる時間帯を選び、心地よい空間で行うのがおすすめです。
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時間を決める: まず、「この時間から〇分間くらい、二人で話す時間を持とう」と時間を決めます。例えば、夕食の後や、週末の少し落ち着いた時間など、お互いがゆっくり話せるタイミングを選んでください。最初は15分〜20分程度でも十分です。
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「最近心に残ったこと」をそれぞれ一つ挙げる:
- それぞれが、「最近(この数日、あるいはこの一週間など)で、心に残ったり、考えさせられたり、面白かったり、感動したりした本や映画、テレビ番組、またはニュースやラジオなど」を一つか二つ、頭に思い浮かべます。
- 特に「これ」というものがすぐに浮かばなくても、「ちょっと気になったニュース」「面白かったテレビ番組のコーナー」など、どんな小さなことでも構いません。
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なぜ心に残ったのかを語る:
- まずは一人が、自分が挙げたものについて話し始めます。
- 単に「〇〇という本を読みました」「△△という映画を見ました」と言うだけでなく、「なぜそれが心に残ったのか」を具体的に話してみましょう。
- 例えば:
- その話のどんなところに感動したのか?
- 登場人物のどんなところに共感したか?
- どんな点が面白かったか、考えさせられたか?
- 見て(読んで)いる時に、どんな気持ちになったか?
- それは、自分のこれまでの経験や考え方とどう繋がったか?
- 難しい言葉を使う必要はありません。感じたことを素直に伝えてみましょう。
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相手の話を丁寧に聞く:
- 話している間、もう一人は聞き役に徹します。
- 相手の話を遮らず、最後まで耳を傾けましょう。「うんうん」「なるほど」といった相槌や、相手の目を見て聞くことで、「あなたの話を大切に聞いていますよ」という気持ちが伝わります。
- 分からないことがあれば、「それはどういうこと?」など、優しく質問してみましょう。
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感想や質問を交換する:
- 一人が話し終わったら、聞き役だった方が、話を聞いて感じたことや考えたことを伝えます。「その話、面白そうだね」「〇〇な気持ちになったんだね、分かる気がする」など、共感の気持ちを伝えてみましょう。
- もし興味があれば、「その本、読んでみたいな」「どんな番組だったの?」など、さらに質問してみるのも良いでしょう。
- 次に、役割を交代して、もう一人が「最近心に残ったこと」について話します。
このワークで期待できる効果
- 会話のきっかけが増える: 日常の中に会話の種を見つけられるようになります。
- お互いの内面を知る: 興味や感情の動きを知ることで、パートナーの意外な一面を発見するかもしれません。
- 共感と理解が深まる: 同じものを見ていなくても、感じ方や考え方を共有することで、心の繋がりを感じられます。
- 二人の関係が豊かになる: 日々の小さな出来事を通じて、一緒に感じ、考える時間を持つことが、関係性の土台を強くします。
ワークを続けるためのヒント
- 完璧を目指さない: 必ずしも毎回、壮大な感動や深い考察について話す必要はありません。「今日のニュースで気になった話」や「たまたま見たテレビCMが面白かった」といった軽い内容でも大丈夫です。
- 楽しむことを一番に: 「話さなければ」と義務的に考えるのではなく、「パートナーがどんなことに興味があるのかな?」という軽い気持ちで楽しみながら行いましょう。
- 話す時間がない時は: 忙しい時は、短い時間でも良いので「最近何か心に残ったことあった?」と問いかけてみたり、共通で見ているテレビ番組について少し話し合ったりするだけでも効果があります。
- ハードルを低く: 紙に書き出すのが苦手であれば、頭の中で考えるだけでも十分です。一番大切なのは、二人で向き合って話す時間を持つことです。
- 相手を尊重する: どんな内容であっても、パートナーが話してくれた内容を尊重し、否定的な態度をとらないようにしましょう。
まとめ:心を通わせる豊かな二人時間のために
パートナーと「最近心に残った 本や映画、テレビ番組のこと」を語り合うワークは、日常の中に簡単に取り入れられる、会話を増やすための穏やかな方法です。特別な場所や道具は必要ありません。ただ、お互いに耳を傾け、心に触れたことを言葉にする時間を持つだけです。
このワークを通じて、マンネリを感じていた会話に新しい風が吹き込み、パートナーとの時間をもっと楽しく、心地よいものにしていけるでしょう。お互いの世界を少しずつ共有し合うことで、二人の絆はより一層深まっていきます。
これからの人生を、パートナーと心豊かに過ごすために、ぜひこのワークを試してみてください。小さな一歩が、きっと二人の関係に温かい変化をもたらしてくれるはずです。